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花見発祥の地 神泉苑へお参り

二条城の近くにある神泉苑。「しんせんえん」と読みます。

平安時代、大内裏の南東隣にありました。

天皇陛下のために、池や泉、小山など自然の風景を盛り込んだ庭園が作られています。

水鳥や鯉もたくさんいます。

人にかなり馴れているので、近くに行っても気にせず寝ているほどです。

桓武天皇以来、歴代の天皇がここで宴を開き舟遊びをしたり、詩を詠んだりされました。

雨乞いの儀式もここで行われています。

花見が初めて行われたのもここで、弘仁二年に嵯峨天皇が桜の花を鑑賞したことから始まったと言われます。

法成橋は、渡るときに願い事をひとつだけ念じると龍王が願いを叶えてくださると言われています。

こちらが正面のお社。

御朱印は左の寺務所でいただけます。

かなり種類が多く、基本9種類、それ以外にも期間限定のものがあります。

今回は9月末まで限定の与謝野蕪村による、観月の俳句の御朱印と、9月9日に行われる五節句の一つである重陽の節句の御朱印をいただいてきました。

各300円です。

【Access】

神泉苑

京都市中京区御池通神泉苑町東入門前町166

075-821-1466

http://www.shinsenen.org/

#review #御朱印

ブリュレ クレームブリュレドーナツ専門店で揚げたてを食べてきました

三条大宮公園の向かいの三条商店街の中にあります。

小ぶりでおしゃれな店構えです。平日の昼間だったせいか誰もおらず、待たなくても購入できました。

店頭に人はいませんでしたがすぐに奥から女性スタッフが出てきてくれ、丁寧に笑顔で接客してくださいました。

ふんわりとしたドーナツで、中央の穴の部分にクリームが入っています。上にお砂糖をかけてバーナーであぶってくれます。

連れは普通のカスタードクリームのもの、私は期間限定のレモンにしました。1つ250円です。

お砂糖を炙ってくれている間にもレモンの良い香りとお砂糖が焦げる匂いがします。

すぐ食べると伝えたので、紙に包んで渡してくれました。

店頭には椅子が二脚あり、座って食べることもできます。

混んでいるときは難しいかと思いますが、空いているときならすぐに買えてある程度のんびりできますね。

楽天市場でセット購入もできるようですが、やはり店頭でできたてのものを食べるのがより一層美味しく感じます。

【SHOP情報】

ブリュレ クレームブリュレドーナツ専門店

〒604-8374 京都府京都市中京区上瓦町69

050-1133-2180

営業時間 10時00分~19時00分

https://item.rakuten.co.jp/howzit/cbd-1/

#review

武信稲荷神社へお詣り

三条通にある神社です。読み方は「たけのぶいなり」。

祭神は宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)

佐田彦大神(さだひこのおおかみ)

大宮能売大神(おおみやのめのおおおかみ)。

旧社格は村社です。

創建は貞観元年2月。当時は三条から南の一帯に藤原氏延命院という医療施設がありました。西三条大臣とも呼ばれた右大臣左近衛大将藤原良相(よしすけ)公が人々の健康長寿を願って創設したものです。

また、北側には藤原氏の学問所勧学院があり、武信稲荷神社は、これらの守護のために建てられました。

その後藤原武信がこの神社を厚く信仰し、武信稲荷と呼ばれるようになったそうです。

藤原良相が一族の名付けをしていたので、命名や名付けにご利益があります。

末社には御神木の榎に宿る弁財天を祀る宮姫社があります。

榎は「えんのき」にも通じるため、縁結びや恋愛の神様とも知られています。

昔は神社でお見合いの席がよく設けられていたそうです。

この榎は平重盛が厳島神社から移植したと伝えられ、樹齢850年以上の大樹として京都市天然記念物に指定されています。

幕末には神社の南に幕府直轄の六角獄舎がありました。

坂本龍馬の恋人おりょうの父、楢崎将作は反幕派の医師であった為安政の大獄で捉えられてこの獄舎に入れられていました。

当時は女性は牢獄へ面会できず、龍馬も幕府からは監視されている身なのでやはり面会できず、二人はこの木に登って様子を窺おうとしたと言われています。

また、龍馬が幕吏に追われる身となったとき、おりょうは龍馬の行方を探している内この神社に寄ったところ、木に「龍」と彫られていていてその筆跡が龍馬のものだったので、京都にいるという伝言だと思い引き続き京都を探して落ち合うことができたという話があるそうです。

御朱印もいただけます。300円でした。

【Access】

武信稲荷神社

〒604-8801

京都市中京区 今新在家西町38

http://takenobuinari.jp/

TEL : 075-841-3023 / FAX : 075-496-9955

#review #御朱印

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執筆原稿、レビュー関連のまとめ

ネット公開原稿

レビュー

エッセイ・文芸など

  • 元気が出るエッセイ『ビタミンYOU』

  • アートコミュニケーション創作文藝賞

  • 創作文藝賞二〇〇五

  • 第十六回お~いお茶新俳句大賞

  • 第1回「文芸思潮」エッセイ賞

  • 北方領土に関する標語・キャッチコピー 最優秀賞

  • エッセイ集『ありがとう』

 春先。北国の春は遅く、まだ時折風花が舞っていた。

 育った港町に、良い思い出もいくつかはあったものの、色濃く残るのは「誰も助けてくれなかった」という暗い事実ばかりで、もう何年もこの町を訪ねることはなかった。今回訪ねることにしたものの、嫌な思い出を積み重ねる結果になりはしないか、という不安も強かったのだ。

 いざ目にした、飛行機から見下ろす雪の残る山の姿、空港に漂う潮の香りと空を舞う鴎に、懐かしく嬉しい気持ちが込み上げた。来ることができて嬉しい。そう思えた自分に驚き、それがまた嬉しかった。

「良い町だね。こんな町に住みたい」

 初めてこの町に来た彼の、その言葉も胸に響いた。

 あぁ、ここが自分の生まれ育った町なのだ。初めて真っ直ぐな気持ちでそう思えた。

 七五三や初詣で度々お世話になった神社へお参りし、御神籤をひく。

「迷うな。今の調子で前進せよ」

 という言葉に、故郷になにかを還しながら自分の道を進んでいく方法を、探そうと思ったのだ。

 

#essay