現代刀鑑賞会に参加してきました

刀を振ったことはあるけど観たことは無い私。

なんとなく恰好いい、なんか綺麗、だから好きというだけで

この目は、刃紋は、と語れる知識は皆無です。

勉強したいなと本を読んではみていますが

なかなか難しいなぁというところ。

機会があったら鑑賞会にも行ってみたいと前々から思っていたところだったので

Twitterで情報を見かけて早速申し込み。

逸る気持ちを抑えきれず早めに靖国神社へ。

折角ですしまずは参拝。

参拝自体は初めてではないのですが、御朱印をもらったことがなかったので

いただいてきました。

写真撮影をされている方も結構いらっしゃいましたが

ガードマンの方がいらして、

「参拝者の方のお顔が映らないように段を降りてこちらから撮影してください」

と声がけしてくださっているのが行き届いているなと感じました。

安心感があります。

遊就館も何度か行ったことがある場所。

おすすめの資料館です。

さてこの一階で行われた鑑賞会。

ちょっと早すぎるかと思いつつ行ったら、

もう普通に始まっていました。

一斉に作法について説明してきびきび、ではなくて

椅子が置かれていてゆるゆると説明をふわっと受けて

思い思いに見ていくスタイル。

初心者なのでもっと厳しくやってはいけないこととか作法とか

教えてもらいたい気もしつつ

気楽に見られるのは嬉しかったです。

男性も年配の方も多く、若い女の子ばかりというわけでもなくて

安心して見られる雰囲気でした。

私は刀の美しさを語るときに、

本来は人を切る武器だけれどとか

これは守り刀として作られたからとかいった前提が並べられることが

実はとても嫌なのです。

刀は、人が作り出したものです。

それは、人を守るためのもので、守り刀でも武器でもその本質は同じです。

刃物である以上切れ味が良いに越したことはありませんが、

武器である以上使わないに越したことはありません。

抑止力としての力、心の支えとしての力、それが刀の強さであり美しさです。

人が作り、人を守り、人に守られ伝えられていく。

それが刀だと思っています。

今回印象に残ったことのひとつなのですが、ある刀工の方が

自分の刀が守り方になり、それが代々その家に伝えられていくことの

魅力について話しておられました。

これまで自分はどちらかと言えば現代刀への興味は実は二の次だったのですが

今歴史がある刀と同じくらい、これから歴史を作っていく刀というのも

確かに素晴らしい魅力がありますし

その人の為に鍛刀された刀の美しさは格別のものがあると思います。

今この時代に自分がお願いして打ってもらうことの価値に

改めて気づくことができました。

そしてまた、歴史や伝統を守り伝えていくことの難しさや大切さにも

思いを馳せることになりました。

いつか刀を家にお迎えしたいと、なんとなくではなく具体的に考えるようになりました。

ご縁があったら是非と思っています。

自分の中で少し価値観の変化というか、成長があった有意義な一日となりました。

お土産もいただいてしまいました。

#blog #刀剣 #刀

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